前年以来のコロナ禍の影響により、この年の北海道バルーンフェスティバルも開催が中止となりました。
しかし、この町の熱気球愛は依然として色あせることはありません。泊りでの修学旅行ができなくなった小学生たちには、夜間係留のサプライズが用意され、上士幌高校では熱気球部と吹奏楽部が共演。さらにはハレタでは子供たちの手書きによるたくさんのバルーンが彩った「こどもバルーンフェスタ」、小学校・こども園での卒業記念係留など、感染症対策が徹底された中で、最善を尽くした熱気球イベントが町の人々の結束の中、開催されました。また、まちの観光スポットには『ARほろんちゃん号』が舞い上がり、訪れた人が一緒に記念写真を撮れるという試みも。「道の駅かみしほろ」の芝生エリアには、熱気球のモニュメントが建造され、この町の玄関にあるシンボルとなりました。